木だて家からのお知らせ

News

2024.08.05

木だて家日記

🏠地震に強い家づくりの秘密兵器とは?✨

― 繰り返し発生する地震から住まいを守るために!―

1月に起きた能登半島地震も記憶に新しいところ。地震から建物を守るための「制振装置」をご紹介します。

現在の建築基準法では耐震基準が定められ、基準を満たした建物でなければ建てることはできません。これが「耐震性能」です。「耐震」とは建物を固く・強くして地震の力に耐えるものです。

では、「制振装置」とは?

揺れを吸収し、建物の変形を小さくすることで「耐震性能」(建物の固さ、強さ)を守るもの。

「制振装置」と言っても、「金属系」「ゴム・樹脂系」「オイル系」と大きく3つに分類されます。現在福井市で建築中の「上六条のいえ」「桃園のいえ」に設置した制振装置は「オイル系」。いわゆる油圧式で、簡単に言えば、自動車やバイクのサスペンションを建物に取り付けるようなものです。

この装置は地震が発生した時に揺れと逆方向に動くことで、建物の揺れにブレーキをかけます。つまり、建物の変形を小さくし、揺れの速度を抑え、地震時の衝撃(損傷被害)を約20%~40%軽減します。当然、体で感じる揺れも小さくなります。

この装置を取り付けるには、事前に建築図面(軸組図、壁量計算書等々)をメーカーに送り、配置、軽減効果を検討してもらい、上棟後の筋違、間柱の取り付けが終わったタイミングで制振装置を取り付けます。

耐震性能:建物全体をみてバランス良く耐力壁が入っています

制振装置:ダイナコンティ

建物を長期的に守るには「耐震」(強さ)を守る、そのために「制振装置」で安心の住まいを!

※「制震装置」も同じ意味ではありますが、この記事では「制振装置」と統一して紹介させていただきました。

この革新的な技術により私たちの住まいはより安全になり、

地震時の不安も大きく軽減されます。家族の安全を守るこの新しい守護神について

さらに詳しく知りたい方はYouTubeでご覧ください👉https://youtu.be/mYMX4J9P0QA