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断熱等級6の家で迎える夏の暮らし
- 木だて家日記
~オーナー様に聞く、2年半の実体験~
今年の夏も暑くなりそうですね。
北陸の住まいは、これまで冬の寒さや大雪への対策が重視されてきました。しかし近年の猛暑を考えると、暑く長期化する夏への対策も同じように重要になってきたと感じています。
木だて家では現在、断熱等性能等級6の家を標準仕様でご提案しています。今回は、木だて家の断熱等級6の家にお住まいになって2年半が経つオーナー様(A様)に、夏の暮らしの実際についてお話を伺いました。
A様邸の概要
- 構造・規模:木造平屋建 133㎡(40坪)
- 断熱性能:断熱等級6(UA値:0.43、ηAC値:1.3)
インタビュー:夏の暮らしはいかがですか?
【林】実際に2回の夏を過ごされて、夏の住まい方はいかがでしょうか?
【A様】 朝の起床から夜の就寝まで、メインのLDKで冷房をつけているのですが、室温は平均24~25℃で快適に過ごせています。家の中で30℃を超えたことは一度もありません。
以前の家では脱衣室や浴室で部屋間の温度差を強く感じていましたが、今はほとんど温度変化を感じることがなく、とても安心です。また、じめっとした湿気を感じることがなくなりました。
【林】 快適な温度が保たれていて素晴らしいですね!湿気が気にならないのも、床材や壁材に使用した自然素材の効果が発揮されているのだと思います。
A様のお宅には南面に大きな連続窓を設けましたが、窓周りの暑さはいかがですか?
【A様】 以前の家では、日の当たる窓の近くがとても暑かったんです。でも今の家では、窓の近くでも暑さが気になることはありません。夏の強い日差しは、計画通り深く出した軒がしっかりと遮ってくれています。
ただ、東や西に面する個室については、日射が強い時間帯もあり、扉を閉めて過ごすことが多いので、補助的にエアコンを設置して使用しています。それでも従来の家のように「部屋に入れないほどの猛烈な暑さ」になることはないので、大きな違いを感じています。
気になる光熱費の変化は?
【林】 これから新築をお考えの方が特に気になるのは光熱費だと思いますが、変化はいかがでしたか?
【A様】 以前の家では電気代・ガス代・灯油代がかかっていましたが、今はオール電化で電気代のみになりました。年間の光熱費を月平均で比較すると、月あたり約35%の削減になっています。
木だて家の夏対策へのこだわり
実際にお住まいいただいているオーナー様のご感想は、設計に携わる私にとって非常に貴重で参考になります。
木だて家の夏の家づくりは、断熱等級6をベースとして:
- 自然の風と日光を適切にコントロール
- 自然素材の調湿効果を活用
- 軒の出など建築的工夫による日射遮蔽
これらの要素を組み合わせることで、夏の快適さを追求しています。
最後に
厳しい夏の暑さを快適に乗り切るために、新築はもちろん、リフォームでのご相談もお受けしています。
断熱性能向上や自然素材の活用など、既存のお住まいでも夏を快適に過ごすための改善方法がございます。どうぞお気軽にご相談ください!
設計担当:林