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現場監督が考える「家族の快適空間」への工夫

  • 木だて家日記

現場監督として数多くの住宅建築に携わる中で、お客様のご要望と実際の暮らしやすさを両立させることの大切さを日々感じています。今回は、実際の現場で実践した家族の快適性を重視したポイントをご紹介します。

 

玄関周りの動線設計

 

 

 

見た目と実用性の両立を目指して

玄関近くの自転車置き場を配置する際、最も重視したのは「来客時の印象」と「家族の使いやすさ」のバランスです。

 

現場での工夫ポイント

泥汚れが付いても来客の目線に入らない位置を選定し

・家族の日常動線がスムーズになるよう配置を検討

結果として、機能性を保ちながらも美しい玄関周りを実現できました。

 

LDK空間の機能性向上

 

 

家族のコミュニケーションが生まれる空間づくり

お客様との打ち合わせで重視したのは、手洗い後のリビング動線です。清潔さを保ちながら、家族が自然に集まれる空間を目指しました。

 

現場では図面だけでは見えない細かな調整を重ねながら、家族のコミュニケーションが自然に生まれる空間を心がけました。

 

感染症対策を考慮した設計施工

 

 

万が一の時も家族を守る設計

コロナ禍を経験し、自宅隔離が必要になった際の対策も重要な要素として考えるようになりました。

 

実装した対策

・勝手口の設置:玄関から離れた場所に配置し、家族との接触を最小限に

・トイレ配置:1階・2階それぞれに設置し、生活動線を分離可能に

・換気経路:感染リスクを下げる空気の流れを確保

 

現場監督として、家族の健康と安全第一に考えた施工を実施しました。

 

将来変化に対応できる間取り施工

 

 

長く住み続けられる家づくり

子どもの成長や家族構成の変化を見据えた、柔軟性のある住まいづくりにも取り組みました。

 

子ども部屋の配置:2階配置で将来の間仕切り変更や用途変更に対応

電気設備計画:模様替えに対応できるコンセント・照明配置

2階ホールの活用:多目的スペースとして使えるよう、十分な採光と換気を確保

 

現場では、将来のライフスタイル変化にも対応できる「成長する家」を意識して施工しています。

 

おわりに

現場監督として心がけているのは、図面通りに作るだけでなく、実際にそこで暮らす家族の目線で「本当に使いやすいか」「安全か」「長く快適に住めるか」を常に考えることです。

お客様との打ち合わせから完成まで、現場で培った経験と技術を活かし、家族みんなが安心して快適に過ごせる住まいづくりを行っています。

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