2019.02.25
~木のおはなしその2~
木は苗木を植えてから、私たち人間と同じように、成長します。
私たちは、誕生日を迎えると、年齢が増え、木は年輪が増えます。
福井県の山林で生きている木は約80%が杉の木です。
2月~4月の上旬には杉の花粉でお空が真っ黄色になりますね!
この時期に年輪ができます。
杉の木は山に植えられてから約20年間は人間だと小・中学生の時期。
草刈りや、雪おこしなどで、大変世話がかかります。
そして21年~40年は高校生時代となり、保育はここで終わります。
世話いらずになった杉の立木は61年~80年で大学生時代~熟成期を過ごし、
大体直径で45~50cm・樹高は36~40mと伸びていくのですよ。
81才を過ぎると、私たちの住まいに使われる立派な杉の木として
山で伐採され、3~4ケ月葉枯らし乾燥されて木材市場へ出荷されます。
さて、不思議なことに、私たちと違うのは
木は伐採後その年輪分生きていくという事です。
80年生は80年間、100年生は100年間使われた住まいの中で
息をし、調湿作用をして、まさに自然のエアコンとして活躍します。
私たちより偉大ですね。
木に尊敬しましょうね!!
※次号の木のお話「其の参」に続く!~お楽しみに~♪