2019.11.06
~心耕す~
製材大好き・その弐
私達の住む福井県の山林に育つ木は約80%が杉の木です。その杉の木は全国でも有数の大径(だいけい)木(ぼく)(大きな木)の産地です。
樹齢80年~100年近く育林され伐採されています。
苗木(なえぎ)が植林され長い間厳しい暑さ・風雪に耐え成長します。
長寿社会を迎えている私たち人間の寿命と同じくらいに・・・。
何故!?大径木の杉の産地となったのか?はわかりませんが、たぶん昔の家(住まい)は三世代同じ家に住み続け、四世代目に初代が植えた木で家を建て直したという仮説が当てはまる様です。
そんな山林環境に恵まれて、大きな杉丸太の製材が叶いました。
直径40㎝以上の原木からあらゆる種類の材料を挽きます。
柱・桁・梁・板・タルキ・鴨居等その木の特徴を読み取り、製材品がつくられていくのです。
人の性格が一人一人違うように、木も一本一本違うのです。
見立て以上の製材品が丸太からとれた時は、本当に嬉しく感動します(*´ω`*)その反対もありますが(ノД`)・゜・。
製材を習い始めて40数年、昔から~80の手習い~と言われますが、まだまだこれからも、手習いやなぁ~と感じる私です。
山で立派に育った尊い木をしあわせの家に使わさせて頂く仕事を誇りに思い、そして毎日にらめっこできることに感謝!感謝です!