2023.08.28
「住まいづくりのスケジュールに沿って、スタートから完成・お引渡しまでの流れを紐解いていきます。今回は大工工事。
山本大工さんへインタビューしてきました。
大工のお仕事について教えてください。
まず、上棟をする前に屋根周りの羽柄材を必要なサイズにカットして上棟の全準備をします。それと、同時進行で土台伏せをします。ここまでが前準備になります。それから上棟後、外部を囲って、内部の床、天井入口の枠や窓枠を取り付けます。最終的に内装屋さんが入れる状態にします。(石膏ボードが張られている状態)ここまでが大工の仕事ですね。
どんな道具を使って作業されていますか?
昔は金槌(かなづち)で釘を打つのが主流でしたが、現在では釘打ち機を使います。コンプレッサーに空気が入っていて、その空気の力で釘を打っています。これがないと一番不便です。(一本一本釘を打っていかないといけないので。)のこぎりも現在は電動丸鋸(まるのこ)を使っています。今は電動機械が増えましたが、昔から使用されている、のこぎり・カンナ・のみ等も使っています。作業内容により使い分けています。
ケガをしないように特に気を付けている事は何ですか?
足元をきれいにする事ですね。作業スペース(現場)を常に綺麗に整理整頓することです。足元を綺麗にしていれば転んでけがをすることも少なくなります。大事ですね!
仕事をする時、特に大事にしている事は何ですか?
お客さんに満足してもらえる仕事をすることです。頼んで良かったなって思ってもらえる様に一生懸命させてもらっています。
やりがいや楽しさを教えてください。
大工工事が終了し現場を出る時に、お施主様から「素敵な家をありがとうございます」と感謝の言葉をもらった時はすごく嬉しいものです。やはりそこにやりがいを感じますね。